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オリジナルBL小説置場。 ご理解のない方はUターンを。 萌え≠エロ持論で作品展開中。 短編中心、暇つぶしに読めるお話ばかりです。

2024年11月15日 (Fri)
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2009年11月29日 (Sun)

 花嶋と香野。おそろいって、いいよね。

【問題】

 表向きはそっけないけど、心の中では受大好き!な攻をお願いします

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 あいつに貰った、夢の国で売ってる某キャラクターのトランクス。
 あの馬鹿に、俺がこんなもん穿くとでも思ってやがんのかと、鼻で笑い飛ばした。
 ――その問題のトランクスを、手に取って考えること20分。

「……チッ」

 今夜、あいつが久しぶりに泊まりに来る。

 * * *


「花嶋君、お風呂沸いたですよ」
「……おう」

 晩飯を食い終わり、テレビを見てた俺に、香野は濡れた手を振り回しながら近付いて来た。
 いつもなら即行風呂に向かう俺が、なかなか立ち上がらないことに、香野が不思議がる。

「どうしたですか?」
「どうもしねぇよ」

 ……下らねぇ。
 パンツをいちいちこいつに見せてやる義理が、どこにあるってんだクソ。
 なに律義に、着込んでたんだ馬鹿くせぇ。

「風呂行って来る」
「ハイです!」
「片付けしとけよ」

 俺の家だってのに、すっかりあいつが立つのに慣れたキッチン。
 相変わらず料理は激マズたわ、独創的過ぎるが、俺の舌と腹は耐性が出来てきた。
 野郎と、こんな風に空間を共有することを、考えたこともなかった。
 なんで香野なのかが、……謎でしょうがねぇが。
 手放す気が全然起きねぇから、不思議だ。
 洗濯機に脱いだ服を突っ込み、浴室の扉を開けた。



「おいっ!」
「へっ?」

 勢いよくリビングに飛び込んだ俺に、馬鹿は目を丸くしてソファーから飛び上がった。

「どっ、どうし……あぁっ!」
「どうもこうもあるかテメェ、底が水じゃねぇか!」

 怒鳴りつけた俺の、香野は一点だけを見つめてやがる。
 そのニヤケ顔にムカつき、掴みかかろうとした、瞬間。

「パンツー! 花嶋君使ってくれてたですねー!!!」
「……あぁ?」

 ――パンツ?
 香野の視線に釣られて下を向いて、俺は舌打ちした。
 黄色い熊のパンツ穿いて、風呂が温いって怒鳴るマヌケ姿に、香野はムカつくぐらいのイイ笑顔だ。

「よかったです、花嶋君使ってくれて!実は俺も今夜、プーさんでお揃いなんだよー!」
「……そうかよ」
「あ、お風呂! 失礼したでござるっ! すぐに沸かし直……」
「要らね」
「へ?」
「お前の熊見せろ、それからお前で俺を温めさせろ」
「……は、ハイです!」

 真っ赤な顔で下を向いた香野の頭を掴み、持ち上げる。
 マヌケ面。
 ……パンツぐれぇで喜んでんじゃねぇよ。
 マヌケ同士、仲良くしてやろうじゃねーか畜生。
 熊らしく動物ぽく、な。



 …………………………

 この二人だけだと、すっかりバカっプルです(笑)
 ちなみに、花嶋氏と香野が着用パンツのモデルは、私の部屋にこっそり眠っております。
 とある方からの、愛のこもったプレゼントvで頂きました♪
 なにせ、二つ名が『パンツ』なんで、私(笑)


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