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オリジナルBL小説置場。 ご理解のない方はUターンを。 萌え≠エロ持論で作品展開中。 短編中心、暇つぶしに読めるお話ばかりです。

2024年11月15日 (Fri)
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2010年05月24日 (Mon)
 色々と勘違い(笑)

【問題】
 男前受けで話を創って下さい。

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「ここは潔く、身を任せましょう」

 どん、と胸を叩く男に、周囲は微妙な雰囲気だった。

「いやいや、橘さん。気持ちはわかりますが……ねぇ」
「確かに、年齢的にはとうが立っていますが。西町に私あり、と言われた美少年。くわえた男は数知れずですので、ご心配なく」

 禿頭を撫でながら、苦笑いを浮かべる男を前に、橘と呼ばれた男は背筋を伸ばしはっきりとした声で答えた。

「はぁ……まぁ、確かに橘さんはお綺麗でいらっしゃいますが」
「なら、ノープロブレムですね。早速寝室へ。大丈夫です、最大5人までなら一度にお相手可能ですので」
「はぁ……」

 乗り気じゃない返事をし、禿頭の男は溜息をついた。
 折りからの不況で、水商売も閉店に追い込まれる中、この橘がオーナーを務めるホストクラブも例外ではなく。
 禿頭は、いわゆる高利貸の社長だ。
 今日は融資の話で、橘と一席設けていたのだが、担保の話になった辺りからどうも雲行きが怪しくなってきた。

「社長、私の妖艶に乱れる姿をビデオにでも収めて頂ければ、それも一稼ぎの種になるかと思いますので、ご準備をどうぞ」
「い、いや橘さん」

 この橘、34歳でホストクラブを3店経営している、一応肩書は実業家だ。
 黒髪を長く腰まで伸ばし、色白で細面な様は、確かに妖艶……というより、妖しい魅力がある。
 だが、禿頭の社長は、そんな事を一言も要求していなかった。
 全て、橘の主導により、話が進んでしまった。
 社長の金融会社は、確かに高利貸であったが、社長本人は至って人のいい親父で、そんな無体を働こうなど少しも思っていなかった。

「可愛い店の子達を守る為なら、私の身体などいくら汚れても構いません。身体は汚れても、心までは売り渡さない」
「……いや、身体も売らないでいいんだがな……」

 どうしたものか、と禿頭を叩きながら社長は途方にくれるのだった。



 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

 男前じゃなくて、変人ですよ橘さん。
 潔い受、みたいのをイメージしてたんですが=男前受って。
 誰か正解を教えて下さい(>_<)
 多分私が一番、勘違いしてると思います(笑)


 


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