オリジナルBL小説置場。 ご理解のない方はUターンを。 萌え≠エロ持論で作品展開中。 短編中心、暇つぶしに読めるお話ばかりです。
匂わせ系…発展未満で。
【問題】
氷点下になるかもしれない、そんな夜。
残業疲れで帰宅したら、自宅の鍵がない!
途方に暮れていたら、今まで一度も話したことない隣の人がドアを開けた。
ココから、発展お願いします。
【問題】
氷点下になるかもしれない、そんな夜。
残業疲れで帰宅したら、自宅の鍵がない!
途方に暮れていたら、今まで一度も話したことない隣の人がドアを開けた。
ココから、発展お願いします。
「うるせえっ!何時だと思ってんだ!」
自宅に入りたくて入れず。
無駄とわかりながらドアノブをガチャガチャしていたら、隣室のドアが開いた。
短め金髪の、アクセサリージャラジャラつけた若者が僕を睨んでる。
「あ、あの……」
「そこん家なんか用かよ、電気消えてんだから寝てるかいねぇんだろ? 昼間にしろ」
吐き捨てて背中を向けた隣人に、僕は慌てて手を伸ばした。
恐る恐る、かじかんだ指で髑髏が描かれたTシャツの裾を掴む。
「あ?」
「あ、あの! 僕、隣の者です! か、鍵会社に忘れて来たみたいで……」
鋭い眼光に尻すぼみになった僕に、隣人はようやく事情を察知してくれたようだ。
大きな舌打ちと一緒に、大きな掌が肩を掴んで来た。
「入れ」
一言だけ、そう告げて背中を向ける。
僕は初めて、アパートの自分以外の部屋に入った。
***
温度差で曇った眼鏡を外し、鏡合わせの配置な室内を伺う。
思ったよりも、落ち着いた部屋だった。
「あんた、隣の森下さん?」
「そうです」
「俺は、村瀬」
「あ、はい。名前は知ってます」
ラグの上で正座し、畏まる俺に、村瀬さんはまた舌打ちをした。
「なんでビクついてんだよ」
「あ……す、すみません」
よく見れば、派手な髪色だけじゃなく、顔や耳もピアスがついてて。
そういうタイプの方とは、相性が悪い僕は条件反射的にキョドっていた。
「……鍵、本当に会社か?」
「あ、ハイ多分!」
「なら、今夜だけ泊めてやる」
「へ?」
「もちつ持たれつだろが」
村瀬さんは俺の脇を通り越し、小さいキッチンに立った。
鍋を出して、コンロに掛ける流れに、首を捻った僕に、村瀬さんは呟いた。
「甘酒ねぇから、ホットミルクで勘弁な。ちっとは体暖まんだろ」
冷蔵庫から牛乳を取り出す後ろ姿に、じんわり目の奥が痛くなった。
どうしてか、わからない。
ただ、間もなく出て来るホットミルクより先に、僕の身体に温もりが染みて来る。
今夜、仕事帰りに何か美味しい物を買って来よう。
お礼じゃなくて、一緒にご飯を食べるために。
そしたら、この苦手なタイプだって決めつけてた人とも、仲良くなれるかもしれない。
…………………………
隣人愛?
これで鍵無くしてて、鍵付け替えまで同居してたらいいと思います。
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萌え≠エロが持論です。でも、本番≠エロだし、下ネタはOKなんで、オカズになるようなエロは書けないということだけご了承ください。
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