オリジナルBL小説置場。 ご理解のない方はUターンを。 萌え≠エロ持論で作品展開中。 短編中心、暇つぶしに読めるお話ばかりです。
「北森祐司でーす、旧姓志賀です!東京都T区出身、現在専業主夫です!」
「北森賢…埼玉県県庁所在地出身、現在26歳の会社員だ」
「ちなみに、俺らがいま住んでるのは西武新宿線沿線」
「正確には、田無だな」
「もしかしたら、高田馬場載り返してる賢が見られるかも?」
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「最初に会ったのって、大学一年の夏? なっちゃんと飲み行った時」
「ああ、確かそうだな」
「お互い、第一印象最悪ってヤツでー」
「絶対気が合わないと思っていた」
「俺も! でも、時々なっちゃんナシでも、サシ飲みしてたよな」
「気がついたらな。お前、酒が弱い癖に勢いよく飲むから、俺が毎回送る羽目になっていた」
「遠回りさせたよなー! 俺、生まれてからずっと、T東区民だからな~」
「……まったくだ。終電逃すと大変だった」
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「賢の婚約者だった、由梨さん……だっけ? どうしてるか、知ってる?」
「……気になるのか?」
「一応。悪いっていうか、なんかごめんて、言うのもあれだけど……」
「俺からは連絡は一切取っていない。……ただ、姉が時々連絡はしてるらしいがな」
「お姉さんて、ブライダル誌のライターさんなんだよな! 子供いんのんいカッコいいし!」
「……本当は俺と由梨も、姉が手配したいい会場を使う予定だった」
「うわっ、勿体ねーなぁ!」
「お前を逃す方が、あの時の俺には勿体なかったんだ」
「賢て時々、素で恥ずかしい事言うよな。ムッツリ助平だし」
「お前のように、感情あらわに出来ないだけだ! ムッツリは心外だぞ!」
「……だってムッツリ助平じゃん、昨夜だってさぁ」
「待てー!!!!!」
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「ところで祐司。お前のバックボーンが実は、かなり不詳なんだが」
「え? 俺?」
「北森家は大分晒されたがな、お前の生い立ちが話題になかなかでない」
「んー……別に面白くねぇよ? つかあんま関係なくね?」
「いい、話せ」
「志賀家、下町T東区に生まれた、一人っ子。母ちゃんが、俺中2の時死んで、父ちゃんと二人暮らしだったけど。あの親父ふざけたヤツでさぁ」
「……日本のイン●ィ・ジョーンズになるのが夢なんだよな、40過ぎてから」
「そうそう! だから高校辺りから、俺ほとんど一人暮らし? 貧乏だしなぁ、参った」
「……よく大学に行く気になったな」
「親父がさ、『お前もJr.として跡継げ!』って、金どっからか出して来た」
「学費は出せても、あのボロアパートからの脱出費用は捻出できなかったのか」
「あー、あそこな。でも一応実家だし、あれでも」
「待て、本当にあそこでお前20数年住んでたのか!?」
「そーだよ、俺あそこ生まれのあそこ育ちだっつの。あ、でも大学通うようになってからは、ちょっとウチ出てみようかなって、どっかの放浪漫画家みたいな生活してた」
「……それで、友達に服をもらったりしていたのか」
「そうそう。世の中結構、捨てたもんじゃないよな!」
「……」
「な? 面白くないだろ」
「規格外過ぎる」
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「いつも応援ありがとー」
「これからも、二人で幸せを築く」
「な、賢」
「ああ、祐司」
「だから、明日餃子作るから皮買ってきて」
「……ああ」
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賢と祐司、最近本筋ではないところ(某アイドルユニット企画)でも活躍中なので(笑)
露出部分が、いろいろなのですが。
全部含めて、このふたりであれば全部愛おしいと思えます。
我ながら、自分のキャラ大好きですみません。
それにしても、本当に祐司はわかるんですが賢が何気に愛されてていてびっくりです!(笑)
オグリ賢も好きですがw、本家北森賢も愛していきたい親心です!
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好きな系統は、
【俺様×健気】【ヘタレ×女王様】
萌え≠エロが持論です。でも、本番≠エロだし、下ネタはOKなんで、オカズになるようなエロは書けないということだけご了承ください。