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オリジナルBL小説置場。 ご理解のない方はUターンを。 萌え≠エロ持論で作品展開中。 短編中心、暇つぶしに読めるお話ばかりです。

2024年11月15日 (Fri)
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2009年07月17日 (Fri)

 傾向:七夕 / 短冊 / 高校生 

【問題】

 『短冊にに書いた願い事』  
 これで妄想おねがいします

拍手[3回]



 商店街の片隅に、大振りの笹が飾られていた。
 色とりどりの短冊が、ぶら下げられている。
 その手前には、長テーブルが置かれ『ご自由に記入し、お願いして下さい』と貼紙してある。

「七夕なぁ」
「願い事とかあるか?」
「期末赤点は無しにして下さい、とか」
「あー、それ重要」
「だしょ」

 派手な髪の色に、だらし無く着崩した制服の高校生二人が、テーブルを占拠していた。
 淡いブルーとピンクの紙を前に、二人はペンを器用に廻しながらぶつぶつと会話を交わす。

「んー、彼女できますようにとかにしとくか」
「あー……それもいいな」
「つか俺ら、いつまでツルんでんだって話よ」
「んー、飽きるまで?」
「まだ飽きね?」
「これが飽きないんだな」

 ケラケラ笑いながら、意を決し、二人は願い事を書き込み出した。
 しばらく無言で、背中合わせでいた二人が、やがて同時に振り向いた。

「よっしゃ、俺の願いはコレだ!」
「俺はコレ!」

 色違いの紙には、それぞれ特徴のある字が綴られていた。

『アイツが おれに あきませんように』

「おぉー!」
「すげぇ、同じだ!」
「ま、まだしばらくよろしくっつうことで」
「だな。赤点よか、重要じゃね?」

 長身を活かし、笹の高いところに二つの短冊を結わい付ける。
 それを満足げに互いに写メると、二人は軽い通学バッグを背負い、商店街のアーケードに消えていった。


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 高校生は、このくらいのほのぼの具合でいいと思うんです。萌えるシチュとしては。



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