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オリジナルBL小説置場。 ご理解のない方はUターンを。 萌え≠エロ持論で作品展開中。 短編中心、暇つぶしに読めるお話ばかりです。

2025年04月06日 (Sun)
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2009年07月06日 (Mon)

 タイトルが阿呆ですが、まんまなので。 傾向:男夫婦 / キス / 甘々

拍手[1回]



 鳥の囀りが、窓から聞こえて来て、祐司は重い瞼を上げた。

「……ん~。6時……」

 新居を構えたのは、都心部から2時間離れた郊外で。賢の職場に始業に間に合うように出るには、6時30分過ぎには出なければならない。
 既に温もりの消えた、ベッドの隣を手で撫でながら、祐司はごそごそと掛け布団から頭を出した。

「まだ寝ていろ」
「……ん~」

 ネクタイを結びながら、見下ろす賢に、祐司はふるふると頭を振った。

「いってらっしゃいの……ちゅー……」
「あぁ」

 賢は身を屈めると、祐司の前髪を掻き分け、額に軽く唇を落とした。
 応えるように、祐司は賢の首に抱き着き、ほお擦りしながら頬にキスをする。

「行ってくる」
「……ふぁい」

 まだベッドから起き上がる気配のない祐司に、苦笑しながらも賢は再び祐司の唇を自分の唇で塞ぐ。
 朝とは思えない濃厚さで、相手の舌を絡め取り、呼吸を奪う。
 
「……朝飯代わりだ、馬鹿」

 祐司がくったりとなるまで貪り尽くし、賢は今日も頑張るかと気合いを入れ直した。


 ***


「賢、おっかえりー」
「あぁ」

 玄関を開け出迎えた祐司の笑顔に、一日の疲れが吹き飛ぶのを感じる。
 賢は飛び付いて来た祐司を受け止めた勢いで、唇を重ねていた。

「んっ……ふっ」

 鼻から抜ける息が、短く浅くなる。
 腕の中で祐司が、ジタバタともがきだした頃、賢はようやく唇を離した。

「お、お前玄関でガッツキ過ぎなんだよ!」
「朝飯も作らず、見送りもしなかった奴が、その態度か?」
「だっ、バカ! お前が悪いんじゃん! ……よ、夜、寝かせてくんないから」
「お前の胃に重い食事のおかげで、夕食後に運動が必要でな。それともお前は、俺をメタボにしたいのか?」
「うぅ~」

 言い負かされ、顔を真っ赤にして俯く祐司の肩を抱きながら、賢は部屋へ促す。
 恐らく今日も、胃に優しくない夕食が待っているはずだ。

「自業自得、だ。祐司」
「賢のバカ~!」

 幸せな悪循環は、毎日こうして続くのだった。

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 この二人はコンセプトがとことん、甘く。バカップルよりも甘く。
 幸せを体現してほしいと思って作ってます。

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