オリジナルBL小説置場。 ご理解のない方はUターンを。 萌え≠エロ持論で作品展開中。 短編中心、暇つぶしに読めるお話ばかりです。
「あ、もしもし高見? こんばんは」
『ん……やま、うら?』
まだ23時前だというのに、既に半分夢の国の住人な、愛しい相手の声に思わず笑みを零す。
「そうそう、おはようからおやすみまで高見を見守る男山浦。て、寝てるでしょ? 高見」
『んん……ねて、ない、よ』
「本当かなぁ、起きてる証拠に声ちゃんと聞かせて? おっぱい揉んだら声出る?」
『やっ、そんな、の、むりっ』
「じゃあ、下に手を伸ばして、高見の大事なおちんちん触る?」
『やっ、そんなやだっ……言わないで、よ!』
「だって高見構ってくれないんだもん、ちなみに俺の頭の中では高見今、M字開脚で恥ずかしい穴指で弄りながら電話中」
『やぁっ、ぼ、ぼくそんなこと、してないよぉっ。やっ、ねっ、やめて……! やまうらっ!』
「あらら、泣かないでよ高見。ごめんね、ちょっと高見不足でいじめ過ぎた」
『や、キライ……やま、うら、きらいっ』
「嫌わないでよ、高見」
『ふ……も、ヘンなこと……言わな、い?』
「言わない、可愛い高見にそんなこと言わない。……ね、だから最後受話器にキスして」
『うん……いい、よ』
「ちゃんと聞こえるようにね」
『ん……』
――チュ、という音と共に通話が切れた電話を見つめ、山浦は苦笑した。
「寝ぼけてても、なかなか落ちないねぇ。可愛い高見は。そこが楽しいけど」
こんなママゴトみたいな真似で、すっかり元気な息子を片手で握り溜息をつく。
「さて、と。あの舌足らずな可愛い高見の声と、ありえない姿妄想して頑張るか? 我が息子」
こうして、切ない独り遊びの山浦の夜は更けていく――
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山浦…!こういう切ない一人遊び、好きなんです。
男は須らく変態でいいと思う。
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好きな系統は、
【俺様×健気】【ヘタレ×女王様】
萌え≠エロが持論です。でも、本番≠エロだし、下ネタはOKなんで、オカズになるようなエロは書けないということだけご了承ください。